2025.11.05 | 診療報酬検討委員会
医療的ケア児の呼吸ケアを診療報酬につなげよう
診療報酬検討委委員会では、2年ごとの診療報酬改定に向け、小児看護の質の向上に寄与するための要望・提案をし、子どもに関わるさまざまな診療報酬の改定に貢献する活動を行っています。
2026年(令和8年度)の改定に向け、いくつかの要望書を提出しました。
その一つに、呼吸ケアチームが入院中の在宅人工呼吸器を使用するこどもでも加算が取れるよう要件緩和の要望をしました。
第35回学術集会のテーマセッションでは「医療的ケア児の呼吸ケアを診療報酬につなげよう」というテーマで、在宅人工呼吸器を使用するこどもへの呼吸ケアチームでの介入の実際や呼吸ケアチーム加算が難しい課題を共有し、皆様と意見交換を行いました。
当日の参加者は120名を超え、活発な議論を行うことができました。
アンケートの回答は10名と回収率が低く、回答者は全員が看護師、所属は地域医療支援病院や医療的ケア児支援センターなどでした。
呼吸ケアについて困っていることでは、診療報酬に算定されないことで呼吸管理に関するスキルの向上が難しいなどの意見がありました。
テーマセッションで配布した資料の一部をホームページに掲載させていただきます。
ご参照いただき、こどものより良いケアにお役立てください。
テーマセッション概要
座長:萩原綾子、河俣あゆみ
話題提供者:
田中 総一郎(あおぞら診療所ほっこり仙台)
後藤 裕美(順天堂大学医学部附属練馬病院)
佐々木 律子(千葉リハビリテーションセンター)
